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この記事は「フィヨルドブートキャンプ Part 1 Advent Calendar 2020 - Adventar」の18日目の記事です。Part2もあります→フィヨルドブートキャンプ Part 2 Advent Calendar 2020 - Adventar
昨日の記事はharukusさんの「初めてのオンラインLT会の準備と感想 - harukus ぶろぐ」でした!
さて、憧れの$1人生初挑戦ということで、せっかくなので技術系の記事を書く予定でした。
そう、予定でした。
「これが師走ってやつか」
つぶやく側から物凄い勢いで殴りかかる仕事。12月の業務調整に見事に失敗した私には、技術系の記事をしっかり書く時間など残っておりません。というわけで技術系の記事は来年に期待です。
気を取り直して。みなさん、アウトプットはしているでしょうか?「インプットよりアウトプットが大事」なんて分かってはいるつもりでも、なかなかアウトプットって難しいし、時間がかかりますよね。
今回はそんなアウトプットについて、私が感じていることを書きたいと思います。
アウトプットをさまたげるのはプライドだ
$1全然かけないの刃 無限列車編
繰り返しになりますが、アウトプットって難しいですよね。7月から$1ブートキャンプに参加して以来、何度もその難しさに悩まされています。なぜアウトプットに苦しむのか。私の場合「自分のプライドが邪魔をしているから」です。
この記事も書くまでに何回もアウトラインが変わり、いよいよ公開前日の帰りの電車で書いています😭ここ3日間くらい$1の記事を書いては消し、書いては消しとしていますが、その時に頭に浮かんでいることはこんなことです。
アニメ版とpixiv大百科で$1のストーリー全話補完した$1「あぁ〜〜、$1生の記事みんないい話・ためになる話すぎるよぉ。僕そんなん書けないよぉ、たんじろぉ」
「まぁ12月入ってから残業もめちゃくちゃ多かったしぃ、引越しもしてたしぃ、wifiも通ってないしぃ、しょうがないよね、うん仕方ない」
つまり私はこんなことを思ってしまっているんです。
- みんなが書いているようなすごい記事を書きたい
- 内容を評価されたい
- しょぼい自分を晒したくない、めちゃくちゃ言い訳したい
なさけない…
一時はプライドを克服するも…
そんな私が初めてプライドと向き合ったのは、iosブートキャンプに入って26日目、2020年8月6日のこと。iosエンジニアの堤さんのこの動画をみました。
その日の日報でメンターのkomagataさんとこんなやりとりをしています。
私「自分は「ネタは自分の渾身の知見」と思っていたことがハードルになっていて、全然ブログをかけていないと感じました😅。」
komagataさん「僕も昔からブログ書いてますが、「ネットで見る凄い人のようにレベルの高いことを書きたい。」「レベルの低い話は恥ずかしいので書きたくない。」みたいに思いがちなところを、「現在自分のレベルが低いのは客観的な事実。」 「レベルの低い状態は誰しもが通過している。その時期に見栄をはって隠すか隠さないかの違いだけ。」
「現状を素直にアウトプットした方が成長は早まる。」 と考えたらどんどん書けるようになりました。」
そして翌日、早速VSCodeVimで使えるインデントオブジェクト - セットプチフォッカを書きます。ここまでは絵に描いたような理想ムーブです。
しかしながらその時の心をすっかり失い、今も私はプライドに汚染されています。プライドってのはなかなか曲げられないからプライドなんですねえ (他人事)
「こだわりは手の速さを手に入れてから少しずつ」
話は変わりますが、私は「SHIROBAKO」というアニメ制作が舞台のアニメが大好きです。アニメは5周 + 音声だけで2周するほど好きです(まだ映画版は見られていない)。
それはさておき、アウトプットの話をするとSHIROBAKOのキャラの1人、ベテランアニメータである杉江さんの言葉がいつもよぎるのでご紹介します。
「速く描くには上手くなる、上手く描くにはいっぱい描く、いっぱい描くには速く描く」
「技術とスピードは、実は全く別の問題でね」
「仕事へのこだわりは、手の速さを手に入れてから少しずつだな」
う〜ん、何度聞いてもいい言葉🧝♀️
スモールアウトプットのすすめ
さて
- みんなが書いているようなすごい記事を書きたい
- 内容を評価されたい
- しょぼい自分を晒したくない
こんなプライドに惑わされず、
「速く描くには上手くなる、上手く描くにはいっぱい描く、いっぱい描くには速く描く」
「技術とスピードは、実は全く別の問題でね」
「仕事へのこだわりは、手の速さを手に入れてから少しずつだな」
こんな風に数をこなすために、どうしたらいいのでしょうか。
私は「一回のアウトプットの範囲を小さくする」ことをおすすめします(まだ全然成果は出ていないけど、言いきりましょう)。
小さな範囲にすることで
- すぐ書ける
- たくさん書ける
- 一つの記事のテーマが小さいので、見返りを求めなくなる
というメリットがあります。具体的には次のようなツール・やり方をしています。
Scrapboxを使ってみる
「$1と$1って似てない?」と思ってから、$1の面影を感じる芸能人を集めているikuma-t-kokoro
$1ブートキャンプの中でも、結構使われている方が多かったので、自分も使ってみたのですが、すぐにかけるのが非常に心地いいです。
- 記法はあるが、基本WYSIWIGで書ける
- 下書きと公開の区別がない
- メモ同士がタグで結びつくので、あとあと大きなアウトプットにつなげる際にもまとめやすい
個人的には下書きモードがないというのが結構ポイントです。書いたものがそのまま曝け出されるので、ブログだったら「う〜ん仕上がりがいまいちだから、後悔はやめよう」と思っていたところが、自然と「まずは書いて公開しよう」というフローに変わりました。
twitterやtwitterのように「誰がみた」「誰がいいねした」というのがないのも、プライドに惑わされずアウトプットするポイントです。
Stockrを使ってみる
自分の場合は人に見せない記事でも、割とカチッとやらなければと思うタイプみたいなので、結構振り返りにも苦労していました。
振り返りはしっかりやりたい
→振り返るための仕組みをNotionとかでかっちり作る
→毎日書くのが大変。
→大変だから振り返り自体をしなくなる
そこで最近ではStockr | 気づきの習慣化をサポートするアプリを使用しています。
これはtwitterみたいに振り返りをつぶやくと、毎朝7時に過去の振り返りをリマインドしてくれるだけのアプリです(どこにも共有されません)。
こちらもシンプル故に、「振り返りのアウトプットをたくさんして、力に変えていく」という本来の目的を達成しやすくなりました。
日報は最低15分、感想(と書ければやったこと)があればいいことにする
一時期勉強する時間はあったけど、$1ブートキャンプの学習記録=日報がとだえた時期がありました。
真ん中の青くない部分がそう
復帰明けに書いていた日報には、こんなことが書いてあります。
時間がない→5分だけでもやろう(実際にやる)→やったら日報書かなきゃ→(わかったことに書くことがなく)う〜ん、日報に書くほどのことはやっていないな→じゃあ今日は日報書かないでいいか→(…習慣が途切れる音…)今日もやらなくていいか…というのがモチベーション停滞の原因だったのかなと思います。
この「日報に書くほどのことはやっていないな」というところに「日報はある程度のレベルに達しなければ、書いてはいけない」というプライドが感じられます😅
今も昔もテンプレートとしては上記のようなものを使用していますが、当時は「これを全て埋めないと提出できない!」と勝手に$1ラインを作ってしまっていました。
この日報にメンターの方からは以下のコメントが。
個人的には日報にはやったことと感じたことの2点があればOKかなと思ってます。さらにどちらか選べと言われたら「感じたこと」を取りますね。
これ以来、書けなさそうな時はテンプレートを加工して、とりあえず以下の内容がかければいいことにしています。
…とはいいつつも、$1生の日報ってかなり面白いんですよね。それでついつい「自分も面白いもの・しっかりしたものを書かなければ」と思ってしまうんですが、日報が途絶えて思うことは「やっぱり日報を継続して書いているときは調子がいい」ということ。だからこそ、ちょっとしたことだけでも、まずは書くことが大切なんじゃないかな〜と思います。
日報については、今回の$1で佐野さんが書かれているので、こちらもどうぞ!日報を書こう! (日報自動投稿プログラムもあるヨ!) - 佐野 真潮(Mashio Sano)の個人日記
やっぱり「出ない神本より出る糞本」
今回のこの記事も書きながら「こんなレベルでいいんかなあ」と思いながら、書き上げました。正直あんまり役に立たないかもしれないです。
でも公開しなかったら、絶対に誰の役にも立ちません。公開したらもしかしたら誰かの役に立つかもです。もし誰の役に立たなかったとしても、自分が書いたという経験は積み上がります。積み上がった経験で書いた記事はきっと誰かの役に立ちます!
…と、自分に言い聞かせて終わりたいと思います!みなさまもスモールアウトプットで素敵なアウトプット生活をお過ごしください👨👨👧👧