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.env.developmentからdirenvで読み込む用の.envrcを作成するワンライナー

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ベースとなる環境変数ファイルから、direnv用のファイルを一発で作りたい

環境変数のベースとなるファイルを.env.developmentやらで作成しておき、実際の値は.gitignoreに記載された.envなどのファイルを各開発者のローカルで編集する、といった運用はよくある。

プロジェクトだけで使う環境変数をグローバルにexportするのもアレなので、こういった時にはdirenv🔗が使える。しかし

  • .env.developmentはHOGE=foo形式で記述されている
  • .envrc(direnvの読み込みファイル)はexport HOGE=fooで記述する

という時に、単純にcp .env.development .envrcとするだけでは動かない。

とはいえ全部に手でexportをつけるのもだるいのでワンライナーだとどうやるのか少しばかり試行錯誤してみた。

結論

Terminal window
awk '{if (NF > 0 && $0 !~ /^#/) print "export " $0; else print $0}' .env.development > .envrc

解説

解説というほどの大きなスクリプトでもないが、小さな心配りを説明する。

  • NF > 0: Number of fieldsが0より大きい、つまり非空行のみを対象にする。環境変数のグループを明示的にするために空行があったりする場合にexportだけが残らないようにする心配り。
  • $0 !~ /^#/: #から始まらない、つまりコメント行でない行を対象にする。
Terminal window
HOGE=foo
FUGA=bar
# animals
TAMA=cat
POCHI=dog

例えば上記の.env.developmentから次の.envrcが生成される。

Terminal window
export HOGE=foo
export FUGA=bar
# animals
export TAMA=cat
export POCHI=dog
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